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OpenAIのCEOは汎用人工知能をどう捉えているか

 OpenAIのCEOであるサム・アルトマン(Sam Altman)氏は24日(米国時間)、汎用人工知能(Artificial General Intelligence、AGI)についての今後の計画といった所見を公式ブログで発表した。

 同氏は、人類全体に利益をもたらすことを使命としてAGIの開発を進めていることや、AGIにより発生しうるリスクについて述べたうえで、AGIに対してすべきことを短期と長期に分けて挙げている。

 短期においてすべきことは3つ挙げており、1つ目はAGIを段階的に導入しながらシステムの利点と欠点を見極めること、2つ目はAIの使用方法について人間が監視でき操縦可能なAGIモデルを作成すること、3つ目は、AGIの管理や公平な使用、AGIによる利益の分配の3点についてグローバルな対話を行なうこととしている。

 また長期においては、同氏は「AGIを世界に導入させることは、人類史上最も重要で、希望に満ちた、恐ろしいプロジェクトだ」と述べており、AGIをどう取り扱うかについて人類全体で精査し公開協議すべきだとしている。